じふのブログ

人は、語ることの出来ないものに対して沈黙しなければならない。

写真と記憶を頼りに書く半年前のヨーロッパ旅行記

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昨年10月、このブログでこういった記事を公開した。

 

9月に行ってきたフランス・スペインのヨーロッパ旅行の思い出を、一日ずつ記事にするというものだ。

ただこの記事、二日目まで書いたところで完全に飽きて放置してしまっている。

いま見返してみると二日目の途中からかなり雑になってるし。なんだこれ。

 

このままにしておくのも気持ち悪いので、昨年9月のヨーロッパ旅行の三日目以降を”記憶と写真だけを頼りに”ダイジェストで記していきたいと思う。

 

 

 

【三日目】

朝起きて世界的に有名なグエル公園へ行った。


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工事中でした。

 

 

 

気を取り直してカタルーニャ音楽堂へ。

 


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ここは凄かった…建築の知識が全く無い僕でも柱の彫刻、ステンドグラスの持つ迫力と歴史の重みを感じて圧倒されました。

良いカメラ持ってるともっと楽しいかも。

 



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夜はなんちゃら市場に行ってアヒージョやら生牡蠣やらを食べました。

よくあたらなかったな…

おいD(「美味しい」のさらに上)。

 

 

【四日目】

 

ガウディ建築の代表作、カサ・ミラ(だっけ?)を見に行きました。

 

ここは今でも住める現役のアパートらしく、友人と「敷金やばそう」「火災保険入れるのかな」などと話していました。


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午後はサクラダファミリアへ。


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ルーブル美術館はアフリカ系、アラブ系の人も多く来ていてあらゆる人種の人が集まっている印象でしたが、サクラダファミリアはアジア系の人が目立っていたような印象を受けました。なんででしょうね。

 

夜は、まあ海外旅行だしと思って勘で入った店が「完全にアタリの店」で、美味しいし高くないし英語通じるし最高でした。


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【五日目】

 

カンプノウのスタジアムツアーに行きました。

 



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ベンチにも座れて最高でした。サッカー知らなくても単純にめちゃめちゃデカいからテンション上がると思います。

 

その後移動のために乗った地下鉄の駅でスリに遭って(財布は死守した)、それがショックすぎて午後のコトはあんまり覚えてません。

 


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これはスペインの鳩。

 

 

【六日目】

 

バルセロナ⇒パリの移動。

パリの宿に着いてからはそれぞれ別行動して行きたいところへ。

 


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僕は散歩しながら高くてうまいめしを食べ歩きしてました。

おいD。

友人はハイブランドの店をウインドウショッピングしていたそうです。

 

 

【七日目】

 

ヨーロッパ旅行最終日。エッフェル塔で一通り写真を撮ります。


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この日も最後なので高くてうまいめしを食べました。


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ビストロのフランス語のメニューの中で一番安いのを頼んだら、牛肉のタルタルが出てきました。

めちゃめちゃ美味しかったんだけど本当によくあたらなかったな…

 

 

 

だいたいこんな感じの旅行でした。

生ハム、サングリアは日本のと全然違っておいDので行ったら絶対食べたほうがいいです。

 

 

トロッコ問題の話

ロッコ問題(トロッコもんだい、trolley problem)あるいはトロリー問題とは、「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」という倫理学思考実験フィリッパ・フットが提起し、ジュディス・ジャーヴィス・トムソン 、ピーター・アンガーなどが考察を行った。人間がどのように道徳的ジレンマを解決するかの手がかりとなると考えられており、道徳心理学神経倫理学では重要な論題として扱われている。(Wikipediaより引用) 

 

 Trolley problem.png

 

 

ロッコ問題。内容に関しては誰もが一度は聞いたことがあるだろう。

「自分が何もしなければ線路上にいる5人が死ぬが、分岐器を切り替えれば5人は助かるが別の1人が死ぬ」というやつだ。

 

皆がそれぞれの理由に基づいて切り替える・切り替えないの結論を持っていると思うが、僕は切り替えない派だ。

なぜなら、どちらにしても人は死ぬんだから僕自身としてあんまり関わりたくないし自分が手を加えることで運命を変えたくないからである。

5人は自分が居合わせなくても死ぬが、自分が居合わせたことで死ぬ人がいるのは気の毒だ。

それに、トロッコだって5人も撥ねるなら3人目ぐらいまでは即死かもしれないが、勢いが弱まって最後の一人くらいは助かるかもしれない。僕は5人目のガッツに賭けたい。

 

 

 

一応こう結論を出してはみたものの、この問題、いささか前提不足には感じないだろうか?

実際その場に居合わせたならば、線路上の人間の容姿や体格だって確認出来るだろうし、他に判断材料もあるかもしれない。

上の図のような男子トイレのマークみたいなやつでは判断しかねる。

 

先に、僕は「切り替えない派」だと述べたが、ではもし仮に進路を切り替えた先に立っているのがトムクルーズだったらどうだろう?

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僕は一切の躊躇なく分岐器を切り替えるだろう。

だってトムクルーズがトロッコで死ぬワケないから。

 

爆弾を積んだ殺人戦車とかならまだしも、トムクルーズがトロッコに撥ねられる映像はとてもイメージできない。たぶん間一髪で避けるか、トロッコと線路の間に潜ってやり過ごすだろう。逆にトムクルーズの死因がトロッコだったら笑っちゃうと思う。

それこそミッションインポッシブルだ。

 

しかしこれではフェアではない。

それでは、「線路を切り替えた先にいるのがトムクルーズ」かつ「元々の進路上にいるのがエクスペンダブルズの9人」だったらどうだろう。

 

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あっ、すごい。すごい安心感。

もうこれどっちでもいいわ、切り替えても切り替えなくても。絶対誰も死なない。

最近運動不足だし切り替えとこうかな?

 

元々の進路にいる人数だけで言えば倍近くになっているのに、すごい安心感である。(最強無敵ってデッカく書いてるし)

というか、分岐に差し掛かる前にスタローンあたりがRPGでトロッコをブッ飛ばしそうだ。

 

もうこんな状況だったら完全にリラックスして、写真を撮って「トロッコ問題なう笑」ってツイートすると思う。

 

 

もうこうなるとトロッコ問題は機能しなくなることがお分かりいただけただろう。

このように、良い問題を作るには綿密かつ十分な前提条件が必要となるのである。

 

そう、決して思考実験に対しての詭弁だとか言ってはいけない

 

 

日本とアメリカに見る就活と恋愛観の類似性に関する考察

 

 

僕ももう大学3回生となり、最近は周りから就活の話を聞くことが多くなってきた。

 

 

友人から聞いた話によると、なんでも文系就職では2~3年ごとに担当部署を変える「ジョブローテーション」という制度があり、それを売りにしている企業もあるらしい。

これに加えて院卒などのプロフェッショナルは単価が高くなるということもあるのだろう。

一つの分野に精通した人材は必要とされていないそうだ。

 

そもそも日本の大学の構造が入学さえしてしまえば4年間遊んでいても卒業できるようになっているので、就職だけが目的ならプロフェッショナルになる必要はない。

それゆえ、「日本の新卒は4年歳をとった高校生が入社してくるのと一緒」とまで言われる始末だ。

また、同じく単価が高くなるという理由から一般的に中途採用も敬遠されがちだ。

 

かなりざっくりと書いたが、この2つが日本の就活生が病的なまでに必死になる構図を生み出しているといってもいいだろう。

 

 

ここでアメリカの就活事情を見てみる。

アメリカでは日本と対照的に、営業職に何人、事務職に何人といったふうに職種により採用枠が決まっているのが一般的だ。

転勤はあっても部署の異動なんてものは無いし、希望した部署にしか配属されない。

 

また、ヘッドハンティングをはじめとした転職によるキャリアアップという考え方も日本よりは遥かに一般的だと言えるだろう。

 

 

どうだろう。こうして比較してみると、日本企業の気持ち悪さが浮き彫りになってこないだろうか。

付き合う(採用する)人は処女(新卒)が良いだぁ?童貞かよ!

なんて僕は思ってしまうが、この喩えも案外的を射ているのではないだろうか?

 

言い換えると、日本vsアメリカに限るとコストなど実利上の部分を越えて、”企業が人材に求めるもの”と”異性に求めるもの”は共通しているのではないだろうか?

 

 

日本では伝統的に「恥の文化」が重んじられており、高度経済成長期以前は見合い結婚して生涯イエに嫁ぐことが一般的だった。

現在では日本における離婚率は上昇傾向にあるが、この国には、特に現在経営者である世代には、「一人のパートナーと生涯連れ添うもの」いった歴史的に築かれてきた価値観がある。

恋愛禁止などといったルールがあり、処女性を重視しているアイドルが日本(アジア圏)にしか展開されていないのも決して無関係ではないだろう。

 

このように、日本では異性に対して処女性を求めたり、他の異性の影が見えるのを嫌う傾向にある。

 

 

それに対して洋画などを見ていると、ある程度恋愛経験が豊富な人物が魅力的なキャラクターとして描かれていることが多い気がする。

それはやはり、男性・女性として魅力的=恋愛経験が豊富という図式があるからだろう。

 

以上の、日米に見られる異性に対する価値観の違いはそのまま前述した就活の話に当てはまる。

 

日本企業は他の企業の価値観に染まっていない新卒が欲しい。

アメリカの企業は実績のあるプロフェッショナルが欲しい。

 

 

 

どちらが優れているのかは、ぜひ貴方に考えてみてほしい。

 

 

 

 

 

(結論丸投げ)

 

 

 

参考

デーブ・スペクターとヨッピーがガングロギャルと平成最後の激論!時代遅れな「昭和の会社あるある」を斬る! - ライブドアニュース

霊長類ヒト目ヒト科受験生

 

この時期になると、朝の電車で単語帳を開く高校生を見るたびに受験生だった頃を思い出す。

 

今思い返すと良い思い出かと言われると、そんなこともない。

ただただあの頃の自分は頭がおかしかったな、と思う。

 

 

学校へ行き、帰りに予備校へ直行して9時ごろまで勉強して家に帰り11時には寝る生活。

健康的ではあったが、受験が近付くにつれて、勉強時間に比例して増えるガルボと缶コーヒー(KIRIN FIRE)の消費量。

 

精神的にも経済的にも苦しい時期だった。

 

その中でも特に苦しめられたのが自分の集中力の無さだ。

というのは、普段から僕はわりと他人の挙動が気になってしまうなど神経質なほうなのだが、受験生の頃はストレスにより神経質さがピークに達していた。

 

予備校で他人の貧乏ゆすりが視界に入っただけで席を替えていたし、他人の鼻をすする音、服が擦れる音も我慢出来なかったのでイヤホンは必須だった。

 

こんな状況だったので、センター試験を直前に控えた頃、僕は悩んでいた。

どうするんだ、こんなんじゃ周りが気になって試験どころじゃないぞ、イヤホンも出来ないぞ。

 

 そこで僕は一つの考えに至った。

『自分が一番ヤバい奴になれば周りなんて気にならなくなるんじゃない…?』

 

 怒っている時に、自分より怒っている人を見ると急に冷静になる、という現象に覚えがあるだろう。

発想としてはあれと同じだ。自分が一番挙動不審になれば周りの挙動も気にならなくなるに違いない!なんなら周りが「こいつヤバいな」と思って静かになるかもしれない!

このメソッドを思いついたときは自分を天才だと思った。(ストレスで頭がおかしくなっていたので)

 

 

そして迎えたセンター試験当日。

バナナ・餅・コーヒーという脳へのエネルギー供給のみを考えた朝食を済ませ、処方された整腸剤を飲む。お腹を冷やさないようカイロを服の下に仕込む。

よし、自分の準備は完璧だ。お気に入りの音楽を聴きながら家を出た。

 

そして試験開始の3~40分ほど前に会場に到着すると、すでに他の受験生はまばらに着席していた。

自分の席につくと、斜め前あたりに座っていた人の貧乏ゆすりが視界にちらついた。

 

以前の自分なら発狂寸前だったかもしれない。

今日は違うぞ、お前の思い通りにいくと思うな、そう心の中で呟いて負けじと両足で32ビートを刻む。

 

かと思えば、さらに前の席の人が、試験官に「床に映る照明の照り返しが気になるから何とかしてほしい」と主張していた。

試験官は少し話し合ってからブルーシートを床に敷いて対応していたが、

 

なかなかの神経質だな…さては同じ作戦か?

そうはさせんぞ、この部屋で一番ヤバいのは俺だ!

 

僕は闘争心をむき出しにして、参考書を手に持ってブツブツ言いながら無意味に室内を歩き回るなどして対抗した。

 

狂人の完成である。

 

こうして他人ではなく自分に意識を向けることで、プラシーボ効果みたいなものかもしれないがセンター・二次試験ともに集中できた。

 

 

こうして僕は京大に受かりました。

 

受験生のみなさんも、一度ヤバい奴になってみては?(一切責任は負いません)

 

 

 

 

 

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