じふのブログ

人は、語ることの出来ないものに対して沈黙しなければならない。

2021年1月13日の日記


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就活で使っているメモ帳を何気なく見返していると、「連結管理」とだけ書かれたページがあった。

 

何があったのかも思い出せないしそもそも書いた記憶がない。怖い。

 

 

しかしながら見返すメモ帳の厚みを手に感じ、ここまでようやってきたな、と自分ながら思う。

 

まあ本番はこれからなので何も終わってないのだが。

 

 

ここにきて就活と研究の両立がきつくなってきた。

というのは研究内容的に細胞、動物を扱っているため、第一にスケジューリングで首が回らないからだ。

もちろん細胞や動物は待ってくれないので、「来週月曜は厳しいんでリスケお願いできますかね?」なんてマウスに聞くこともできない。

特に僕の実験は1回のスパンが長いため、一度始めると、1か月先の予定まで固定されてしまう。

これだけなら上手いことやり繰りすれば何とかなるんじゃ?と思われるかもしれないが、僕の就活・研究の両立が困難を極めているのは、次の第二の理由によるところが大きい。

 

その第二の理由とは、僕はマルチタスクがめちゃくちゃ苦手だという事だ。

 

どこかで聞いた話では、人間はマルチタスクでは生産性が40%低下するなんて言われているらしいが、僕はそれは嘘だと思っている。

100%だよ100%、もう何にも手につかなくなる。

 

社会人は皆マルチタスクをしているって本当ですか?

ただでさえ社会に出たくないのに、一層自信無くすな…

 

研究と就活だけならまだしも、先生から振られる雑務や授業補助までやってるとな~んも進まん。な~んも進まんのに気付いたら帰宅してるんですよ。人間って怖いですよね。

 

 

そんな就活だが、(ベンチャーは別として)どこの会社でも大抵は類型化されていて、何冊か書籍を見ても、ある程度対策は確立されている。

 

そんな、いわゆる「紋切り型」の就活のプロセスは槍玉に挙げられることも多いが、僕はもちろん優れている面もあると思っていて、特筆すべきものが「自己分析」だと思っている。

 

自分の経験を元に抽象化していき、自分の性格や価値観を炙り出すこの自己分析はどのサイトでもここから始めよう!みたいに勧められているが、どれだけ人生を漫然と生きていようと、就活という人生の岐路のタイミングで強制的に自身を省みることになる点で、いいシステムだと思う。

 

ただこの自己分析もある意味でナンセンスな側面を孕んでいて、それは①自己分析は「現在の」価値観を炙り出すものである ②人の価値観は内的・外的要因により容易に変化するものである という2点で説明することができる。

 

要するに入社時の価値観に合わせて会社を選んでもずっと同じ価値観をもって満足できる保証はないということだ。

 

 

そういう意味で、僕は自己分析を”就活には役立たないが重要だ”と思っている。